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輸入ピアノ、スタインウェイの選定の旅~(4)~

響板の重要性

輸入ピアノを選定する際には、特に響板の状態に注意を払うことが重要です。響板はピアノの音響を支える最も重要な部分であり、木材でできています。そのため、乾燥や湿度の変化など、環境条件の影響を受けやすいのが特徴です。

響板割れのリスク

特に輸入ピアノの場合、製造された国の気候と購入者が使用する地域の気候が異なる場合、響板が割れるリスクが高まります。響板割れは、見た目だけでなく音質にも深刻な影響を与えます。割れが生じると、共鳴が不均一になり、ピアノ本来の豊かな音色が失われる原因となります。

さらに、修理が必要となる場合、響板の交換や修復には高額な費用がかかることがあるため、事前のチェックが重要です。

選定時のチェックポイント

響板に割れや亀裂がないかを目視で確認する

音を実際に出してみて、不自然な共鳴や音のムラがないかを確認する

輸入後の環境管理

輸入後の環境管理も重要で、湿度を一定に保つことで響板の損傷を防ぐことができます。湿度調整器の使用や定期的なメンテナンスを行うことで、輸入ピアノを長く楽しむことができます。

このような注意を払うことで、輸入ピアノをより安心して選定し、その豊かな音色を長期間楽しむことができます。

(次回につづく)

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