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輸入ピアノ、スタインウェイの選定の旅~(6)~

「安いか高いかの基準も不明です!」

その通りです。おっしゃる通りです。そもそも為替もあり、販売店側の輸入タイミングにもより、大きく価格は変動します。今回は輸入ピアノ自体にフォーカスし選定する際の、価格・価値を総合的に評価するための、おすすめの方法として、いくつかのポイントを心の中で数値化することをおススメめ致します。以下の項目に注意して選ぶことで、納得のいく購入が可能になるでしょう。

1. 黒檀の有無

黒檀は高級ピアノの黒鍵に使用される素材で、耐久性や手触り、見た目に優れています。黒檀の供給が減少しているため、黒檀が使われているピアノは高価になる傾向があります。

2. 象牙の有無

象牙はかつて白鍵に使用されていた素材で、演奏感と手触りの良さに特徴があります。現在は象牙の使用が規制されているため、象牙が使用されているピアノは希少価値が高く、価格にも影響します。

3. 響板修復歴

響板はピアノの音響を左右する重要な部分です。修復歴がある場合は、その質や状態を詳しく確認することが必要です。修復の質が低い場合、音質に影響を及ぼす可能性があります。

4. サイズ

ピアノのサイズは価格に直結します。一般的に、大きいピアノほど豊かな音色と深い共鳴を持つため、高価になる傾向があります。

適正価格を見極めるための心得

  • 価格と品質のバランスを慎重に見極める。
  • 販売担当者に質問し、修復歴や素材の情報を詳細に確認する。
  • 価格に違和感を覚えたら、必ずその理由を調査する。

最終的に、価格だけでなく、ピアノが持つ価値・状態・素材・修復歴を総合的に判断(数値化)することで、満足のいく選定ができるでしょう。(ここでは販売店の与信や、製品への保証、瑕疵などはについては省きます。また、再販優位性や資産価値についても省きます。また購入後の維持たとえば湿度などなど、保管保存能力や、保険や災害対応なども省きます)

(次回につづく)

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