輸入ピアノ、スタインウェイの選定の旅~（９）~
ピアノの軽量性と設置場所との総合コストパフォーマンス
軽量性が与える設置の利点
以前、輸入ピアノの特徴として「軽量」で「コンパクト」である点に触れましたが、これは実際に非常に重要なポイントです。例えば、同じサイズのグランドピアノであっても、軽量コンパクトな輸入ピアノとそうでないピアノでは、何十キロもの重量差が生じることがあります。
グランドピアノは3点で重量を支える構造のため、設置場所の床や建物の構造に与える負担は大きくなります。そのため、木造の2階以上に設置する場合や、鉄筋コンクリート建てでも設置場所によっては、床や構造の強化が必要になることがあります。
ポイント: 軽量コンパクトな輸入ピアノは、設置場所の床補強が不要、もしくはその費用を大幅に抑えられる場合があります。
トータルコストで考える輸入ピアノの価値
軽量コンパクトな輸入ピアノを選ぶことで、床補強のコストを抑えられるだけでなく、その分の費用をピアノ自体に投資することが可能です。例えば、床補強に掛かるコストを考慮せずに重いピアノを選ぶよりも、軽量な輸入ピアノを選ぶことでトータルコストが非常にお得になるケースがあります。
また、輸入ピアノを「高い」と断定するのは早計です。購入後の設置費用や床補強のコストを含めて総合的に考えると、輸入ピアノが経済的に優れている場合も多くあります。
ポイント: 資産性を考慮すると、軽量で扱いやすい輸入ピアノはその価値が高まる可能性があります。
総合的な視点での検討が鍵
単純な価格だけで判断するのではなく、設置費用やコストパフォーマンスを含めたトータルの視点で検討することが大切です。このように考えれば、輸入ピアノの選択肢がより魅力的に見えるかもしれません。
